温泉巡りが趣味となりつつある店主むらさきが、おこがましいながらも各地の素晴らしい温泉をご紹介します。
今回は和歌山県にある、二か所の「とっても自然な露天風呂」です。
では温泉ソムリエっぽく泉質の解説を…
無しです Σ(゚Д゚)
今回の温泉は理屈抜きで楽しんでいただきたい。
満喫しすぎて、すっかり分析表を調べ忘れたことは大きな声で言えません。( ̄ー ̄;
白浜温泉 崎の湯(和歌山県)
白浜温泉の歴史は古く、有馬温泉、道後温泉とともに日本三古湯といわれています。(どこが一番古いのかは諸説あるようです)
「崎の湯」は1300年余り前の万葉時代、湯治場だった「湯崎七湯」の中で唯一残された温泉施設です。
現在は白浜町が管理する公共の浴場として運営されています。(2004年に改装)
海まで数メートル
脱衣場と露天風呂だけの簡素なつくりで、純粋に温泉を楽しむようになっています。
男と女では違いはあるようですが、男は2つあるうちの1つの浴槽は海の間近にあり、波が高い日は海水が入ってくるようです。
湯船に浸かると目の前は太平洋の海。
私が行った日は波が穏やかな晴天でしたので、壮大な海に包み込まれる気分になりました。
ほのかに香る硫黄の香りも心地よく、些細な事など忘れてしまいます。…そして分析表を調べ忘れます( ̄ー ̄;
白浜は楽しむ所がいっぱい
白浜は関西方面のリゾート地としても有名ですよね。
近くには白い砂浜の「白良浜」、パンダいっぱいの「南紀白浜アドベンチャーワールド」などワクワクがいっぱいです。
レジャーのついでに温泉(温泉のついでにレジャー?)にいかがですか?
川湯温泉 仙人風呂(和歌山県)
川湯温泉は和歌山県の中央付近にある川沿いの温泉地で、川原を掘れば温泉が湧き出るとても珍しく場所です。
自分で掘って「My露天風呂」を作ることができるのですが、あらかじめ掘ってある大きな露天風呂(仙人風呂)を利用することもできます。(温泉街の宿に泊まるとスコップを貸し出している所があるようです)
ちなみに仙人風呂の名前は、「仙人が入りそうな雰囲気のお風呂」であることと、「千人入れそうな大きなお風呂」であることから来ているようです。
混浴です
混浴なのですが、水着等を着用して入ることができます。
むしろ仕切りも何もない川そのものなので、水着を着ないとダメなようです。
天然の温泉の天然のお風呂だからこそ
湧き出ている温泉は70℃と高温なので、川の水を取り込んで冷ましています。
私が行った日は川の水量が少なかったのか少し熱湯風呂(^▽^;)。
川の水が入ってくる所に移動して快適に入浴してきました。
ベストな場所を探して入る。そんな楽しみ方ができるのも天然の温泉と天然の川で作られたお風呂だからですよね。
底から泡が
お風呂の底からは泡がぷくぷくと浮かんできます。
人工的に掘った穴のお風呂ですが、自分の真下が温泉の川に浸かっている。
こんな自然のお風呂が体験できるなんて本当にすばらしい!
温泉の成分なんて気にしない…( ̄ー ̄;
冬季限定
仙人風呂は川の水位が低くなる冬期限定(12月~2月末まで)です。
安心してください。
今年は「田辺市合併10周年記念」で通年より期間を1か月延長して、3月21日(月)まで…∑(O_O;)ギョッ!!
申し訳ありません<(_ _)>。終わってしまいました…来期をお楽しみに!
和歌山県の温泉はまだまだ奥が深い
先日、NHK BSプレミアムで放送されていた番組「ぜんぶ、温泉。~和歌山を浴びる…」をご覧になった方いらっしゃるでしょうか?
芥川賞作家の羽田さんによる温泉レポートは、羽田さんの自然体のほんわかとした雰囲気が、見ている私たちを和ませてくれていましたね。
その中でも紹介されていましたが、和歌山には魅力的な温泉がまだまだいっぱいあります。
まるで肌がうなぎのようにぬるぬるになる「奥熊野温泉 女神の湯」
ものすごく濃厚なお湯「花山温泉 薬師の湯」
ちょっと遠いですが、是非また伺いたい場所です!