温泉ソムリエである店主むらさきが、生意気にも温泉の素晴らしさをお伝えします。
今回は福井県の「しきぶ温泉 湯楽里(ゆらり)」さんです。
しきぶ温泉 湯楽里さん(福井県越前市)
福井市を過ぎた滋賀県側に位置する越前市は、金沢から車で1時間半ほど。
湯楽里さんは高速道路のインターチェンジからも近く、アクセスのよい場所にあります。
肌すべすべ温泉(炭酸水素塩泉)
料理にも使われる重層成分を多く含む温泉で、入浴すると石鹸を塗ったかのようにぬるぬるします。
皮膚の表面を滑らかにするため、つるつる美白効果があり、典型的な「美人の湯」です。
また上がった後に清涼感が得られるので、夏におすすめな温泉でもあります。
- 美肌の湯:皮膚の洗浄・クレンジング効果
- 清涼の湯:皮膚表面からの水分の発散を盛んにして、入浴後に清涼感を感じられる
店主むらさきのおススメポイント
温めから熱めまで様々な温度の浴槽
好みであったり、得られる効能であったり、お風呂はいろいろな温度で楽しむことができます。
湯楽里さんの魅力は、いろいろな温度のお風呂(35℃, 38℃, 41℃, 43℃, 45℃)があり、好みや気分によって自由に選べることです。
低い温度のお風呂もあるので、お子様でも気軽に入れるのも良いですね。
金城温泉を含め、お風呂屋さんはお風呂の温度にすごく気を使います。
これは利用されるお客様の好みも様々で、その時の温度によっても心地良いと思える温度が変わってくるからです。
同業者として、とてもうらやましく思う点でもあります。
ぬるぬる感にびっくりします
初めて入ると少し「ギョッ!」とするかも知れません。
身体を洗った石鹸を流し忘れたのかと思うほど、皮膚がぬるぬるになる感じです。
これは皮膚の脂を分解する化学反応によるもので、まさしく石鹸を塗ったかのような効果が表れます。
このように感じる温泉はとても貴重で、全国にはこの「ぬるぬる」になる感触から「うなぎ温泉」と呼ばれる温泉もあるようです。
近場では、富山県にある「神通峡岩稲温泉 楽今日館」さんも同じような効果が感じられました。
斜行エレベーター
お風呂の場所が受付からすこし離れた高い場所にあるので、そこまでエレベーターで移動します。
なんと、このエレベーターが斜めに上がっていくのですΣ( ̄▽ ̄ノ)ノえっ!
室内もガラス張りになってあり、まるでケーブルカーに乗っているような気分です。
もちろんお風呂に入ることが目的なのですが、これだけでも楽しめます(店主もお子ちゃまなので大興奮!)
(余談)雑誌の趣味が…
まったくの余談ですが、休憩スペースにある雑誌がすこしディープな釣り雑誌「SALT WORLD」であったり、アメリカンカルチャー雑誌の「Lightning」だったり…
選んだ方と話が合いそうです (*´∀`*)
※ 参考文献:温泉ソムリエテキスト(平成27年版)