金城温泉にも炭酸が入っていると思っていました… o(- -;)ゞ

みんな大好き炭酸風呂

お風呂屋さんで定番となりつつある「炭酸風呂」。
お風呂屋さんだけでなく入浴剤にも炭酸ガスが発生するものも多く、家庭でも気軽に楽しめますね。

「炭酸風呂」はシュワシュワの見た目だけでなく、化学的にも証明された効果(皮膚から浸透して毛細血管を刺激し血行を促進する)が魅力です。

正式には「二酸化炭素泉」

一般的なお風呂屋さんはお湯に炭酸を溶かした「人工の炭酸風呂」なのですが、「天然の炭酸風呂」の温泉があります。

有名なところでは、大分県の長湯温泉、兵庫県の吉川温泉。近場では岐阜県のひめしゃがの湯など

温泉にはその成分により名前(泉質名)がつけられ、天然の炭酸風呂は「二酸化炭素泉」と呼ばれます。

天然温泉の「二酸化炭素泉」は一般的な炭酸ガス入浴剤のおおよそ3倍以上の濃度です

名前が示す通り炭酸風呂の「炭酸」は、飲み物の炭酸飲料と同様水に「二酸化炭素(CO2)」が溶けた状態なのです 。

金城温泉は「炭酸水素塩泉」

金城温泉の泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」です。

w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!「炭酸」が入っているではないですか!

確かに掛け流しの浴槽は、長く浸かっていると小さな泡は体に付きます。

「炭酸水素塩」なので、なんか「塩っぽい」余計なものも入っているが、同じようにシュワシュワする温泉だと思っていました…

「二酸化炭素泉」と「炭酸水素塩泉」は全く別物

二酸化炭素泉」が「二酸化炭素(CO2)」を含む温泉ですが、「炭酸水素塩泉」は別名「重曹泉※」と呼ばれ、料理や掃除に使われる「重層(Na-HCO3)」が水に溶けた状態の「炭酸水素イオン(HCO3-)」を含む温泉です。

※ 重層泉は「ナトリウム-炭酸水素塩泉」。「カルシウム(マグネシウム)-炭酸水素塩泉」は「重炭酸土類泉」

ちょっとむずかしくなりましたが、炭酸水素塩泉の「炭酸」は、炭酸飲料や二酸化炭素泉の「炭酸」とは別物なのです。ややこしい (;´д`)=3トホホ・・

店主むらさき、勘違いしていました…

8年前、金城温泉では炭酸風呂を作る話がありました。

費用や設備上の問題などもありましたが、「でも少ないけど天然の炭酸入っているしな…」と思ってやめました。

今思えばとても恥ずかしい勘違いです。(/ω\) ハズカシー

「炭酸水素塩泉」で肌すべすべに!

残念ながら、金城温泉のお湯は「炭酸泉」ではありませんでしたが、「炭酸水素塩泉(重層泉)」としての魅力が満載です!

重層の成分の効果で皮膚の表面を滑らかにするため、つるつる美白効果があり、典型的な「美人の湯」です。
また皮膚の表面から水分の発散を促すので、お風呂から上がった後に清涼感を感じられます。

「炭酸泉(二酸化炭素泉)」と「重層泉(炭酸水素塩泉)」。ややこしいネーミングの2つの温泉を是非入り比べてみてくださいね。

※ 参考文献:温泉ソムリエテキスト(平成27年版)
※ 文書中、「いらすとや」様のイラストを使用しております。 該当するイラストの著作権は「みふねたかし」様が所有されています

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