金城温泉近くの入浴施設さんは、いずれも温泉の入浴施設です。
温泉自体の共通点もあるのですが、それぞれ個性や特徴がありますよね。
今回そんなご近所さんの魅力を私なりにお伝えしたいと思います。
それぞれの温泉の良いところ
まずは掲示されている温泉の成分表からそれぞれの特徴を見てみます。
共通する特徴
色の濃さに違いがありますが、温泉の色は茶色です。
これは古い植物由来の成分(フミン酸、もしくは腐植質とよばれるもの)がお湯に溶け込んだ色と言われています。
東京にある「黒湯」も同じような古来の植物由来成分が溶け出したものです。
また塩分を多く含むところも共通しています。
海が近い温泉は塩化物泉が多いのですが、実はこの塩分も古い海水の成分が溶け出したもののようです。
私も海が近いから、海水が浸み込んでいるのだと思っていました…
湯温が絶妙な「テルメ金沢」さん
「源泉が掛け流しに最適な源泉温度」です。(源泉温度51℃)
浴槽に注がれるまでの経路で少し冷まされることを考えると、掛け流しで使用するには最適な湯温だと思われます。
源泉温度に恵まれていないと、源泉掛け流しをするために相当な努力とコストが必要になります。
源泉掛け流しを提供する施設は多くありますが、理想的な湯温はとてもうらやましい存在です。
美肌成分が豊富な「ゆめのゆ」さん
「重層成分が豊富」です。(炭酸水素イオン787.5mg)
重層成分には、古い角質を除去して肌がツルツルになる美肌効果が期待できます。
また肌の新陳代謝を促す「メタケイ酸」も豊富なので、とてもありがたい美人の湯ですね。
体ぽっかぽかになる「金沢温泉 金石荘」さん
「保温・保湿効果が抜群」です。(塩化物強塩泉)
塩の成分の”パック”効果で湯冷めしにくく、保湿効果抜群です。しかも「強塩泉」ですからその効果は超抜群です。
また塩の殺菌作用から傷の治りが早いと言われています。
湯量豊富な「金城温泉元湯」
「温泉の量がとても多い温泉」です。(毎分470L)
源泉100%掛け流しをするためには、温泉の湯量が多いことがとても大切です。
少ないと浴槽のお湯がうまく入れ替わらず、温泉そのものの良さを少なくしてしまうだけでなく不潔になる場合があります。
好きなところ
定休日には私もお世話になるご近所さんは、施設そのものにも魅力がいっぱいです。
そんな店主むらさきが、それぞれのお風呂屋さんの好きなところを紹介します。
源泉掛け流し露天風呂の「テルメ金沢」さん
湯温の利点を生かした源泉掛け流し露天風呂がお気に入りです。
すこし甘い香りが漂う浴槽の温泉は、冬の寒い時期でも心と体を癒してくれます。
天然温泉+炭酸泉の「ゆめのゆ」さん
大人気の人工炭酸泉ですが、天然温泉でされているところをあまり知りません。
ただでさえ魅力的な温泉に炭酸泉の効果が加わるのですからもう最高です。
炭酸が抜けないように低めに設定された湯温もあり、長湯してゆっくり疲れをとることができますね。
寒い時に満喫したい「金沢温泉 金石荘」さん
濃い温泉をそのまま源泉掛け流しで提供されています。
源泉温度が高めなのですが、うまく調整された源泉掛け流しの湯船は寒い時期にもってこいの温泉です。
露天風呂も広く、外の新鮮な空気といっしょに温まる温泉を堪能できますね。
ぬる湯の「金城温泉元湯」
おすすめは「ぬる湯(37℃~38℃)」の源泉掛け流し浴槽です。
体温に近い温度となる34℃~37℃のお湯につかることを「不感温浴」と言います。
体温に近いために体に負担がかからず思い切り長湯して温泉を堪能できます。
長く浸かることで長く温泉成分を吸収することができますね。
金沢には素晴らしいお風呂屋さんがいっぱい
ご近所さんだけでなく、金沢には魅力的な入浴施設がいっぱいあります。
また皆さんにその魅力をお伝えできればと思っております!